エイクレスの治療事例です。歯周疾患、麻酔の出来ない子供への治療など掲載しております。

治療事例

ドイツでのエイクレス治療

症例)麻酔ができない・触れば痛い、触れることができない患者さん

突然の電話で、一週間くらい歯が痛く困っている入院患者さんがいて、この患者さんは重い心臓疾患と血管壁に病気を持った人と伺いました。

ドイツの高官だった人らしく、特許を勉強していた先生が日本にエイクレスと言う機械があるということを調べ紹介を受け、アシスタントと共にエイクレスをもって軽い気持ちでドイツに行きました。

患者さんは私の到着を心待ちに待っておりました。病院に直行し、すぐに機械を据えつけて治療に入ろうと思った時、その患者さんの主治医からメモを渡されました。私はチラッと見ただけで治療に入りました。

その患者は、触れれば落ちんという重病、麻酔ができない重態の患者さんだったとのことでした。私がドイツ語をもっと理解していたら治療は不可能だったでしょう。

今思うと旋律をおぼえますが、右上七番の歯を瞬時に開放してアイテルを誘導したので痛みが止まりました。教授たちも分かっていたけど、麻酔は出来ない、触れば痛い、触れることが出来ない症例でした。

そのあっけない程の処置が、その後瞬時にドイツの6つの歯科大学にその効果が流され情報の速さ驚きました。

その後、ドイツのウルム大学、ハイデルベルグ大学などを訪問させて頂きました。

麻酔の出来ない子供へ治療

症例)麻酔をできない状況の子供の患者さん (5歳 男性)

東京女子医大にて心臓手術を何度か行ってきた5才子供の乳歯交換期に、感染を防ぐための抗生物質を、我々には考えられない量を先ず飲んでからの抜歯を行うということでした。

麻酔による心臓への影響を考えて、私の診療所に来院してきました。

麻酔をしないで抜歯をおこなうことなど考えられますか?

しかしながら当院では、エイクレスという治療機器を使うとこのように麻酔による危険が及ぶ患者様への対応も可能なのです。

エイクレスの使用により麻酔をしないで痛みの少ない抜歯及び治療法で処置を行い彼は29才になり現在も病院とは縁がきれないけど、結婚もしました。元気に健常者と変わらぬ生活をしております。

特殊症例 1

症例)右下顎孔伝達麻酔による後遺症例 (28歳 女性)

2年前、右下処置のため伝達麻酔。長時間麻痺が続き、後痛みが発生。右上下歯、顔面、首、顎関節の痛み、口唇、舌のしびれ違和感があり。鎮痛剤は効果なし、右目がかすむ、耳鳴りがし始める。針をさすような痛みが時々ある。
精神的疾患ではないかと思いお祓いなどしたりまでしたが好転せず、父親と共に来院。

処置

1回目 スタディモデル、咬合調整、除石、エイクレス使用10分~20分、
     患者さんから「気分が楽になった。」と聞く
2回目 ブラッシング、除石、エイクレスパレス刺激(30分)。貧血して固くなった
     ような組織への刺激で血流がよくなっていることがかすかにわかる。
     〔患者さんからの信号〕
3回目 「目のかすみがとれる。」
4回目 「口が開くようになった。」
5回目 「眼窩下部の痛みはとれた。」
6回目 「左顔面痛はとれた。」(下顎各部、下縁痛あり)
7回目 「右上の歯肉と右下が痛い」
1ヶ月  「右側で肉が食べられた。痛いのはまだ残っている。」
2ヶ月  挨拶が明るくなり、時折笑顔がみえる。
3ヶ月  着衣が明るくなった。少しずつ好転していることを確認。お化粧を始める。
     次第に2週間、3週間と感覚をとり4ヶ月目頃から1ヶ月1回にする。
7ヶ月 痛みを忘れることができるようになった。11月28日を最後に来院終了。

4年後に来院しました。結婚して1子をもうける。「結婚も人生もあきらめていたけど、おかげさまで結婚できました。」とのことでした。ふっくらとした顔と幸せそうな生活を聞いてスタッフ一同喜びました。

 

特殊症例 2

症例)右側下顎孔伝達麻酔により口唇のしびれと舌がもつれてしゃべりにくい、舌が真っ直ぐ出せない(42歳 女性)

裁判中とのこと
伝達麻酔を行ったドクターは、この7年間笑った事がないとの事です。
この様なお互いの苦痛がないようにするには、伝達麻酔を行わなければ良い。

処置
エイクレスの使用により伝達麻酔を行わなくても、治療することが可能となります。
水平埋伏知歯(親知らずが横に生えてしまう)ような場合でも、薬液の浸透が良く抜歯後の腫脹はありません。

その後エイクレスの一定の周波数をもったパルスで、ゆがんだ細胞を元に戻すことができ、しゃべりにくいのもなおり、舌もまっすぐに出せるようになり、しびれもとれました。裁判も中止となったようです。

特殊症例 3

症例) 血液疾患患者【入院中の病院からの紹介】(34歳 男性)

主訴:疼痛激しく、噛めない

初診日:1993年 6月12日

診断
負担過重膿漏、動揺度III、腫脹、ポーセレン装着後1年(咬合位が高く負担が大きい。触診も不可能なくらい疼痛あり。)

処置
エイクレス使用、咬合調整、エイクレスの治療促進能力を信じて追跡した結果のX線写真(図10-3a、図10-3b、図10-3c)

 咬合調整により冠の咬合面が完全に除去される。その後はエイクレスのパルスを与え、抹消血管の流れを促進させる。

歯周疾患治療 1

症例) 麻酔禁忌症患者  (53歳 女性)

主訴:歯肉膿瘍(図10-1a)

初診日:1994年 3月 ポーセレン前装冠装着

処置
本来なら歯内療法と併用するのであるが、根管充槇が十分満たされている症例なので歯周疾患の処置のみを行う。

・力学的麻酔法使用(図10-1b)
・盲囊搔爬(図10-1c)
・鋭匙で不良肉芽をかき出し非感染組織のところへくると目に信号が発せられる。そこで終了(図10-1d)
・搔爬した直後の写真(図10-1e)
・帰宅時痛みなし
・鎮痛剤使用なし
・抗生剤投与2日分
・1998年6月現在まで再発なし
・このような症例に対して、本法により処置を行ってみると、翌日来院患者のほとんどは腫脹も去り感謝の言葉を聞くことができる。
・粘膜の不良肉芽部分の除去は痛まないが良性の部分に鋭匙等があたるようになると痛みを生ずる。
・健康部位の確認ができるため余分な刺激を与えることができないので、血管収縮剤未使用と相まって治癒が早い。
・診療室での痛みがない場合は帰宅してからの疼痛の発生はない。したがって、鎮痛剤の使用はない。

歯周疾患治療 2

症例) 左下8番 上行性歯髄炎 V4度 糖尿病疾患  (49歳 男性)

主訴:痛みがひどく、夜も眠れないとのこと。

処置
根管治療にて壊疽を起こしている歯髄を除去。
根管充填後、6番と7番を固定。歯石除去。
各処置後、エイクレスにて根尖部より根冠までの間を3分ほど刺激を与える。

その後、定期的に来院し、歯の清掃、歯石除去、エイクレスによる刺激などの処置をおこなう。

2004年10月22日の写真の状態。(写真参照)
根尖部及びその周辺部分の歯槽骨が再生し、安定しつつある状態が良くわかる。
患者さんは、歯が以前よりもしっかりしており、固いものを食べても全く不安がないとの感想。