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甘納豆の製造工程乾燥豆
「甘納豆のおおもと。豆類は一般的に、流通のしやすさや保存の観点から乾燥させたものが使われます」
一晩水に浸す「一晩水に浸して調理可能にします。冬場では浸透率が低くなるため、ぬるま湯を使います」 (工場裏の畑に霜が下りてきたら、ぬるま湯に変えます。下りなくなったらまた水へ…) 水炊きをする
「水から茹で上げます。豆によって炊き方や時間が異なりますが、同じ豆でもその日の天気や気温、豆の状態によっても手順や時間を変えてゆきます。
お多福豆は皮が厚く特に繊細で、細心の注意を払います」 (ちなみに、お多福豆は乾燥時は枯葉色をしているのですが、アクが強いため炊くと真っ黒になります) 糖蜜に漬け込む
「水炊きをした後はいよいよ甘くしていきます。まずは低めの糖度から煮込んでゆき、一晩寝かして冷ますことで甘さをしみこませてゆきます。翌日、今度はもう少し甘さを強くして煮込み、再び一晩寝かせて、糖度をあげていきます」
蜜を通す
「二晩かけてじっくり甘みをなじませてはいますが、冷えやすい外側にあった豆と内側にあった豆では甘さが異なります。これを煮詰めて糖度を一定にしていきます」
冷えた砂糖によってくっつきあった豆同士に火を入れることで砂糖を溶かし、糖度をあげるこの作業。われわれは「蜜を通す」と呼んでいます」 (実は、日持ちの観点から夏と冬で若干甘さを変えています。弊社自慢のしっとりした食感を残しながら、なおかつ日持ちをさせる…このバランスが難しく、熟練を要します) 砂糖がけ
「蜜通しした豆を広げ、砂糖がけをしながら粗熱をとっていきます。ここでばらばらにすることで、豆同士がくっつかず食べやすい状態に仕上げます」
大袋詰めと最終調整
「砂糖がけ・粗熱取りを終えた豆を約4キロごとの大袋につめます。その後、それらの甘納豆の様子を見ながら出荷に向けての最終調整を行います」
袋詰め
「最終調整を終えた豆はパッケージに袋詰めされ、「甘納豆」としてお客様のお手元に届きます」
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