・隈部歯科医院・振動切削研究所:無痛歯科治療機器『エイクレス(Acheless)』の開発・販売・治療法指導等

導入事例

20年たっても故障なし!

諸角歯科医院 諸角三千夫院長(山梨県笛吹市)

エイクレスを使用して20年が経とうとしているが、この間一度も故障していない。驚くべきことである。
隈部教授がエイクレスを一台一台送りだすとき、自分の娘を嫁に出すつもりだと言っていたのを思い出す。隈部ご夫妻のエイクレスにかけた情熱がこのような結果をもたらしているのでしょう。

また、このエイクレスほど多様に使用できるものが歯科界にあっただろうか。切削、抜歯、根管治療、歯周病、開口障害など数えたらきりがない。惜しまれるのは、この先エイクレスがどう進化したかである。
一般歯科医が育て上げたエイクレスは実に愉快だ。有名な教授ですら知らない知識と治療方法を授けてくれる。20年以上にわたって世界に類のない機械を手に治療しているのは、この上もない幸福である。この機械の未知なる力と応用をどう引き出すか考えるだけで楽しい。

つい先日、救急当番で診療を行ったが、思うように冠が切れない、患者さんは痛がる、こちらは慣れない機械と、初めての患者さんでかなりてこずった。バーを変えてみてもあまり変わらない、おかしいなと思っていたが、やっと気付いた。そうエイクレスを使っていないのだ。ふだん何の意識もせず毎日使用しているため当たり前になりすぎていたのだ。次の日、自分の診療室で同じ治療をしてみて、こんなにも違っていたのかと改めて感じた次第である。それほどエイクレスが自分の診療に欠かせないものとなっている。

エイクレスとの出会い

跡部歯科医院 跡部 みつ子院長(山梨県韮崎市)

私とエイクレスとの出会いは、隈部(まさる)先生との出会いでもあります。
当時、隈部先生が山梨県婦人歯科医師会の会長をしていらっしゃった時、私も役員をさせていただいた関係からエイクレスを知ることができました。
歯の治療で麻酔ができない時、できるだけ早く痛みを採りたい時や、子どもの治療などエイクレスが欠かせません。とても患者さんから喜ばれております。
患者さんにエイクレスの説明をしながら、いろいろお話をし、痛みを少なくさせるよう、優しい歯の治療を私のモットーとしております。
これからも色々な治療に使って患者さんに喜ばれるようにしていきたいと思っております。

エイクレス使用後の診療の変化

石原歯科医院 石原瑞穂院長(山梨県甲府市)

エイクレスを使用して、最も変化したことは、エイクレスを当てることで、患者さんの口腔内を良く見るようになったことです。 診断をつけにくい場合、周辺にエイクレスを当て原因を探し、患部の痛みが楽になったり、排膿があったり反応があります。 歯肉から出血する部位を発見したり、小さなカリエスや不適合な補綴物などの早期発見にもつながります。早期発見→早期治療→予防管理。

①カリエスの治療

カリエスの治療は、麻酔をせずにタービンを用いて形成をすることが増えました。 必要以上の切削や抜髄を避け、歯質も多く保存することが可能となりました。

②補綴物の除去

メタルコアの除去などは、以前はとても時間がかかっていました。エイクレスバーで切れ目や溝や、少し金属と歯質との間を削って、平のホーンで数分当てていると、ポロッと外れたりします。

③根管治療

リーマーやファイルが根管内にとてもなめらかに入り、根管内でのリーマーの破折が無くなりました。 エイクレスを当てることで、無理に力をかけなくなったこと、根管口もスムーズに見つけることが出来るので、リーマーやファイルの寿命も延びていると思います。 根尖病巣があり、フィステルや腫脹が見られる場合に、エイクレスを当てると、楽に探針などで排膿させることが出来ます。 小児の場合の根尖病巣で、歯頚部に近い辺りが腫脹している場合などは、腫脹している部分よりも少し離れた根尖寄りから、腫脹部の方向へエイクレスを当てていくと、痛みも少なく排膿して、楽になるようです。そして、バイト調整を行うと、また痛み無く腫脹も引いていきます。

④外科的処置

動揺がかなり強く、グラグラ揺れている乳歯の抜歯時に、表面麻酔のみ使用して、平のホーンで触ると、容易に抜歯できます。子供は痛がらずに、抜けたことも分からない様子でビックリしてしまうこともあります。 大人の抜歯時は、エイクレスを用いることで、処置に使用する麻酔液の量が少なく、処置後の疼痛がほとんど起きないようです。痛み止め未使用の患者さんがとても増えました。

⑤歯周病に対する治療内容の変化

私がエイクレスを使って診療する中で、最も好きなことは、歯周病の患者さんの歯肉を良好にしていくことです。 P急発の患者さんには、エイクレスを用いて、排膿や瀉血を行います。炎症が強く、排膿や出血がみられる部位には、マッサージのようにエイクレスを当てます。 炎症の少ない部位からスケーリングを行い、暫くエイクレスでのマッサージとプラーク除去のみ行い続け、歯肉の炎症が少なくなったところでSRPを行うと、とても予後が良いように感じます。 患者さん自ら、月に一度エイクレスを当てると調子が良いから、と来院されます。 歯肉の状態が良くなっていくことが、患者さんにも実感できるようで、再診率のアップにつながります。 歯肉の腫脹が収まり、縁下歯石が容易に除去できたり、動揺が収まることで食片圧入の改善や、治療方法の選択が可能となりました。 根分岐部病変の患者さんの場合、歯肉が安定してくると、根分岐部のSRPなども直視で行えます。 縁下カリエスのCR治療等も出血せずに行えるので、予後も良くなります。 歯周病の進んだ成人の前歯部などで、歯周病由来の排膿か、根尖病巣由来の排膿なのか判断しかねる時に、根尖寄りにエイクレスを当てると、少し離れた部位から排膿する場合があることに気づきました。そのような場合は、歯周病の治療と根管治療を両方行う必要があると、判断して治療を始めます。

⑥スタッフの仕事範囲が広がった

歯周病の患者さんの歯肉へエイクレスを当てることは、スタッフにも伝え、TBIやSRP時の参考となり、患者さんとのコミュニケーションを取ることにも役立っているようです。 このように、日々、エイクレスに助けてもらいながら診療をしていると感じ、本当に有難いと思っています。これからも、更に使いこなして、患者さん達に痛みの少ない治療を行っていきたいと思っています。